世界中で

先週の日曜日、今年初のセミの鳴き声を台北で聞きました。
それから数日たったのですが、日に日に暑さが増してくる感じです。
とうとう本格的な夏が台湾にもやってきたようです。


先週に金曜日は『夏至』でした。
その名のとおり、暦の上で本格的な夏が来たという言う意味ですよね。
そんな『夏至』の夜に世界中で「電気を消そう！」というちょっとしたエコな運動がありました。
午後８時から９時までの１時間のうち、１０分でもいいので明かりを消してみよう！という運動です。
世界各国で「温暖化対策」の一環として行われたこの運動。
台湾でもこの運動が行われました。

世界各国の主要な都市の主要建築物のライトアップは当たり前で、そのライトアップの明かりを１時間でも消すことで相当な二酸化炭素排出を抑えることができるとか。
台湾の各地でもライトアップの明かりが１時間ほど消され、普段見られない街の景色が見られました。

ただ、こういう運動はまだまだ国や企業などの大きな単位でしか行われていないのが現実です。
でも、こういう運動が私たち市民にも浸透していけば、「地球温暖化対策」にかなり貢献することができるのでは？と私は思います。

とはいえ、忙しい夜に１時間だけ明かりを消すという作業は、現代の生活ではかなり難しいことです。
現に『夏至』のこの日も、ニュースでこの運動を知っていても、明かりをつけ、暑さのためクーラーをいつもどおりつけている家庭がほとんどだったはず。
なかなか私たち一般家庭には浸透しにくい現実があります。

そんな中、私は一人ひそかに（？）この運動に参加。
普段明かりをつけ、クーラーをつけ、テレビもパソコンもつけている私ですが、この日の１時間だけはろうそくの明かりだけでゆっくり過ごしてみました。

普段感じられないゆっくり流れる時間を、お茶を飲みながらゆっくりすごすことができました。

私は時間のある専業主婦。だから、こういう時間を作ることができるのかもしれませんが・・・

私のように明かりを消してすごす人が少しでも多くなればいいな～
たった１０分だけでも、こういう運動に参加してくれる人が増えればと思います。

たまには明かりを消して、ゆっくりと時間をすごしてみませんか？


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